腫瘍の対応も大変だったので、少し書いておくことにします。
脚に腫瘍ができはじめたのは、亡くなる1年半前頃。
2,3個できたうち、1つは犬が自分でかじってしまって完治。その後再発しませんでした。
肥大化したのは1つだけ。
うめぼし大だった頃から、「高齢犬だから手術に耐えられない」とのことで、切除ができませんでした。
徐々に大きくなっていくのを放置するしかなく、どんどん肥大し、最終的には垂れ下がるようになり、亡くなる数日前にしぼみました。
腫瘍が大きくなるにつれ、強い悪臭が出るようになりました。
それから、ちょっと説明が難しいのですが、体をまるめて座ったときエリザベスカラーの縁が脚の腫瘍にひっかかり、ズバッと切って出血したことが何度かあったのです。
カラーを嫌がったこともあって、結局カラーをつけることを諦めて、腫瘍を噛んでしまわないか四六時中、監視する生活が続きました。
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当初は腫瘍を噛みたがることがあったものの、認知症が進行してからはどういうわけか全く噛もうとしませんでした。
腫瘍対策での必需品は2つ。
表面がツルツルしている「傷につきにくいガーゼ」と「自着性の包帯」です。
動物病院で購入したものと、ドラッグストアで購入したものを併用していました。
ニオイを抑え込むためにも、この2つで腫瘍をガードすることが必要です。
腫瘍が大きくなると、次第にニオイも強くなります。
そして、どこからともなく小さな虫も寄ってきます。
吐き気をもよおす悪臭に耐えかねて、空気清浄機ではなく「オゾン脱臭機」に飛びつきました。
空気清浄機ではニオイが消えるのか不安だったのです。
オゾン脱臭機は、空気清浄機とは根本的に違うもので、その名のとおりオゾンを発生させてニオイを消すものです。
このオゾンは強い濃度では人体に悪影響があるそうです。
濃度が低くても、ペットは弱っているので何らかの影響がある気がするのですが、調べてみると、どうやらオゾン脱臭機を導入している動物病院があるようなのです。
となると、影響はかなり限定的なのかな? とも思いますが、やはり気になります。
しかし腫瘍のニオイがキツいので、私は耐えられず飛びついてしまいました。
オゾンの悪影響のことは、脱臭機を購入してから知りました。
結局、数回使ってみたのですが、効果は抜群で驚くほど悪臭が消えます。
ただし使用には細心の注意を払いました。
悪影響を極力避けるため、下記のような注意が必要だと思います(あくまで私個人の意見です)。