ムービー
CGの世界的な祭典「SIGGRAPH(シーグラフ)」 で、1999年の優れたCG作品として選出されたほど、クオリティーの高いムービーが話題になりました。
そのため、日本のいくつかのCG専門誌でもメイキングの記事が掲載されています。
このページでは、ゲーム中で見られるムービーの一覧と、メイキング記事が掲載された雑誌についてまとめました。
・参考:SIGGRAPH(1999)受賞詳細(ACM)
そのため、日本のいくつかのCG専門誌でもメイキングの記事が掲載されています。
このページでは、ゲーム中で見られるムービーの一覧と、メイキング記事が掲載された雑誌についてまとめました。
・参考:SIGGRAPH(1999)受賞詳細(ACM)
ゲーム中のムービー一覧
ゲーム中に挿入されるムービーは、イントロを除くと計15本。合計で約30分になります。
内容と時間は次の通りです。
※1:ゲーム中のポリゴンキャラを使用した映像(ムービー)がある。計10分ほど。
「ラヴィッツの似顔絵」を持っていなくても、エンディングムービーに変化はありません。
※2:CD-ROM付き雑誌に収録されたムービー
内容と時間は次の通りです。
DISC | ムービーが始まるタイミングと内容 | ムービーの長さ |
---|---|---|
DISC 1 | イントロ ※一部ゲーム画面の映像あり。 (ゲーム開始前) | 1:30 |
オープニング。セルディオ争乱 (ゲーム開始直後) YouTube | 2:36 | |
ドラゴン戦役。イノッシュ大臣の語り (初めてアルバート王に謁見した時) | 1:05 | |
DISC 2 | 「沈まぬ月」についての説明 | 1:44 |
幽霊船 YouTube | 1:15 | |
ドラゴン戦役 ロゼの回想 (幽霊船から転落後の洞窟の中で) YouTube | 2:50 | |
DISC 3 | ディーユ司教による「神木樹」の伝説 (クリスタルパレスの教会にいる司教に会った時) ※シーグラフ入選 | 2:20 |
図書館長ウーテによる「ドラゴン戦役」の話 | 1:38 | |
図書館長ウーテによる「黒き魔物と月の御子」の説明 YouTube | 1:58 | |
神竜王の目覚め | 1:04 | |
デニングラード上空を飛行する神竜王 YouTube | 1:09 | |
神竜王に破壊されるデニングラード | 1:35 | |
神竜王 YouTube | 0:20 | |
ディアス聖帝と名乗る男 (帝都ベルウェブでシェーナ発見後) YouTube | 1:00 | |
DISC 4 | 神木樹に墜ちる沈まぬ月・ヴァラージとクーロン | 2:51 |
エンディング ※1 (メルブ・フラーマを倒した後) YouTube | 5:05 | |
その他 | プロモーション用ムービー ※2 | 1:55 |
※1:ゲーム中のポリゴンキャラを使用した映像(ムービー)がある。計10分ほど。
「ラヴィッツの似顔絵」を持っていなくても、エンディングムービーに変化はありません。
※2:CD-ROM付き雑誌に収録されたムービー
ムービー制作に使用されたCGソフト
・ムービー制作に使用された主なソフトは Alias|Wavefront PowerAnimator。
・神木樹のCGはHoudini の L-systemを使用。
・爆発、煙、砂埃などはLightWave 3Dのプラグイン Hyper Voxels 2。
・レンダリングには Rendermanを使用。
・他に、3D STUDIO-MAX、Softimage 3D、Inferno、Mayaが使われています。
・デニングラード上空を神竜王が飛行する場面は、株式会社ラファエル・デジットアンド・スタジオが、Power Animator と Softimage 3Dを用いて制作。
・ムービー制作には、他にMILAI Corporation、spice inc.が参加しています。
(参考文献:design plex 2000年 2月号、CG World Vol.19,26、日経CG ホームページ)
・神木樹のCGはHoudini の L-systemを使用。
・爆発、煙、砂埃などはLightWave 3Dのプラグイン Hyper Voxels 2。
・レンダリングには Rendermanを使用。
・他に、3D STUDIO-MAX、Softimage 3D、Inferno、Mayaが使われています。
・デニングラード上空を神竜王が飛行する場面は、株式会社ラファエル・デジットアンド・スタジオが、Power Animator と Softimage 3Dを用いて制作。
・ムービー制作には、他にMILAI Corporation、spice inc.が参加しています。
(参考文献:design plex 2000年 2月号、CG World Vol.19,26、日経CG ホームページ)
メイキング記事が掲載されたCG専門誌
月刊デザインプレックス
2000年2月号(No.34)発行:BNN 「あの作品の舞台裏を拝見!」のコーナーで4ページにわたって紹介されています。 Photoshopで描かれたキャラクターデザイン画と絵コンテ、モデリング、アニメーション、テクスチャ作成、サウンド編集、合成など制作過程を紹介。 |
CG WORLD (CG & Digital Video WORLD)
2000年3月号 (Vol.19)発行:Works corporation 「アミューズメント映像探検隊」のコーナーで6ページにわたって紹介。特に「神木樹」のメイキングには2ページを割いています。 他に、モデリングからコンポジットまでの制作過程の紹介など。 |
CG WORLD (CG & Digital Video WORLD)
2000年10月号 (Vol.26)発行:Works corporation 「AVID EXPRESS」のページで、神竜王が飛行する場面のムービー制作を請け負った、ラファエル・デジットアンドスタジオ社の紹介がされています。 LODの話題はあまり出ていません。 |
「MAKING OF GAME GRAPHICS 1998-2001」
2002年3月発売CG WORLD(CG & Digital Video WORLD)別冊 発行:Works corporation 「アミューズメント映像探検隊」のコーナーの記事を1冊にまとめた本。 2000年3月号と内容は同じ(絵コンテ等の画像が大きめに掲載されているかも)。 CD-ROMつき。2500円。 海外サイトに内容が掲載されています。 https://legendofdragoon.org/2020/01/22/lod-old-news-cg-world/ |
日経CG
・日経BP社WEBサイトのみでの掲載。制作者へのインタビュー形式。 絵コンテなどが公開されていました(2001年頃 公開終了) |
使われた3DCGソフトやシステムをすべて買おうとするといくら?
CG専門誌に掲載された情報を元に調べました。ソフトウェアのバージョン、価格はいずれも当時のものです。
Alias|Wavefront Power Animator Ver.9 …… 158万円(現在購入不可)
Maya …… 198万円 (Maya 3 Ultimateの場合)
Renderman …… 96万~160万円
Lightwave3D …… 24万8000円 (Ver6.5 の場合)
3D Studio Max …… 49万8000円 (max4 の場合)
Houdini …… 280万円 (Ver5.0 の場合)
Inferno …… 映像編集のための総合システムです。設備一式(Onyx2付属)で1億~1億5000万円。通常はレンタルで使用。
Softimage 3D Extreme …… 65万円 (XSI Advanced は 150万円)
Alias|Wavefront Power Animator Ver.9 …… 158万円(現在購入不可)
Maya …… 198万円 (Maya 3 Ultimateの場合)
Renderman …… 96万~160万円
Lightwave3D …… 24万8000円 (Ver6.5 の場合)
3D Studio Max …… 49万8000円 (max4 の場合)
Houdini …… 280万円 (Ver5.0 の場合)
Inferno …… 映像編集のための総合システムです。設備一式(Onyx2付属)で1億~1億5000万円。通常はレンタルで使用。
Softimage 3D Extreme …… 65万円 (XSI Advanced は 150万円)