Digital DNA
3DCG専門誌 総まとめ



2012.04.21

自宅にある古いCG雑誌を整理しているついでに、
CG・VFX専門誌の刊行期間年表を作ってみました。


こうしてみると1998年〜2000年あたりがCG雑誌全盛期ですね。
この頃はLightwaveやShadeを使った、ホビーとしてのCG制作が盛り上がっていたように思います。

インターネットで情報を集めることが主流となった今では、新しいCG専門誌が刊行されることはもう無いのかもしれませんね。


[刊行期間年表について]
・廃刊となった年月が不明のもの、「○月号」か「○月発売」なのか判明しなかったものがあります。
・『CINEFEX日本版』がバンダイから出版されていた正確な時期は調べがつきませんでした。同様に『Win Graphic』の正確な刊行開始時期も調べがついていません。
・『ウルトラグラフィックス』は『3Dグラフィックス』からの改題。「3Dグラフィックス」の刊行期間が不明のため上記年表には掲載しておりません。
・『AGOST アート&デザイン』は『Step-by-step』からの改題。 99年10月以降は、他誌と合併し誌名を変更。「AGOST」と冠された雑誌は2002年1月で廃刊となっています。






「CG・VFX専門誌の刊行期間年表」を作成するために集めた情報をまとめました。
古い雑誌や私が所有していない雑誌については、国立国会図書館のWEBサイトで調査しました。


PIXEL

継続期間1980年12月 〜 1995年2月
出版者(社?)図形処理情報センター
参考情報:

当初は『図形と画像』という誌名で、のちに『PIXEL』と改題。 日本初のCG専門誌だが、当時はまだCAD/CAM系の内容が中心であった。 編集長は河内隆幸氏。
1980年12月創刊。
1980〜1982年まで季刊誌。
1983年1,2月号より月刊化。
1995年2月(149号)で終了。



CINEFEX日本版


TOYSPRESS版最終号

ボーンデジタル版創刊号

継続期間下記参照
出版社下記参照
参考情報:

出版社ごとの継続期間は下記の通り。
バンダイ:
 1983年〜1985年(12号)
TOYS PRESS:
 1993年6月30日〜2003年12月28日(No.39)
ボーンデジタル:
 2006年4月〜2017年12月25日発売(47号)

TOYS PRESSからは定期刊行されたもののほかに、「スターウォーズ」初期3部作がリメイクされた際に出版された、スターウォーズとILMの特集版もある。

サイトURL
CINEFEX日本版公式サイト(ボーンデジタル)
海外公式



日経CG


最終号
継続期間1986年10月号 〜 2000年10月号
編集団体日経マグロウヒル社→日経BP社

計169号発刊



Win Graphic(ウィングラフィック)

継続期間1997年 〜 2001年12月
出版社発行:mdnコーポレーション
発売:インプレスコミュニケーションズ
参考情報:

季刊、隔月刊から月刊へと変更。計31号発刊された。



3Dグラフィック・アニメーション

創刊号表紙
継続期間1998年2月 〜 6月?
発刊元ジャパン・ミックス
参考情報:

当時すでに「Win Graphic」が刊行されていたが、「日本初の3DCG&デジタルアニメーション専門誌」と銘打って発売。発刊元のジャパン・ミックスの倒産にともない、わずか3号で廃刊となった。

各号の内容
VOL.1(サルにもわかるパソコン入門4月号増刊)
1998年2月28日発売。1990円。
特集・MAX中毒!その創造的快楽
3D Studio MAX 2の特集記事を掲載。
プラグインを収録したCD-ROM付属。

VOL.2(サルにもわかるパソコン入門6月号増刊)
特集・映画、撮ろうぜ!
CD-ROM付属。

VOL.3(サルにもわかるパソコン入門8月号増刊)
特集・トリニティ




AGOST(アゴスト アート&デザイン)

継続期間1998年7 〜 1999年10(1号〜12号)
出版社アゴスト
参考情報:

『 Step-by-stepアート&デザイン 』の改題。
2Dデジタルイラストレーション専門誌だが、3DCGに関連した記事も掲載されていた。
12号以降は、「Agostoスーパーグラフィックス」などの他誌と合併し、「Agostoデザイングラフィックス 」(v.13(2002年1月)で休刊) と改題している。




CG WORLD + DIGITAL VIDEO
(シー・ジー・ワールド プラス デジタルビデオ)


創刊号
継続期間1998年7月号 〜 継続中
出版社ワークスコーポレーション → ボーンデジタル
参考情報:

現在、日本で唯一発刊されているCG総合情報誌。
創刊号は『「DTP WORLD」 98年7月号別冊』という扱いであった。
発売当初は毎月29日発売で定価 1280円(税込)。2012年頃、毎月10日発売で定価 1470円(税込)。2014年4月以降は定価1400円+税で1512円。

初代編集長は永田豊志氏(Wikipedia)。
公式サイト




月刊CAD&CGマガジン


最終号
継続期間1999年6月(4月発売)〜
2009年3月号(1月24日発売)
出版社建築知識→エクスナレッジ
参考情報:

1巻1号から2巻5号までの出版者は「建築知識」
CADの専門誌だが、建築業界でも使用されている「3ds max」のTIPS記事も連載されていた。




コンピュータ・グラフィックスワールド




リニューアル第1号
継続期間1999年12月号〜2003年10月号
発行・発売株式会社IDGジャパン
参考情報:

ソフトウェアのレビュー記事や、LightWave、Shade、Max、Maya,XSIのソフトウェアごとのTIPSを連載していた。
2003年5月号より、プロダクトデザインを含めた内容に路線変更したことで売り上げが落ち込み、9月発売の10月号をもって休刊となった。




3Dグラフィックス(3D GRAPHICS)


Vol.1
継続期間不明。2000年頃刊行。
期間不明のため上記の年表には含めていません
出版社アスキー
参考情報:

「アスキームック」という扱いで出版。のちに『ウルトラグラフィックス』に改題。


各号詳細
「3D GRAPHICS Vol.1」1380円 CD-ROM附属
特集:デジタルアニメ2000/十大ソフトで作るホラー映像

「3D GRAPHICS Vol.2」1380円 CD-ROM附属
特集: SF・デジタル映画にドキッ!/定番ソフトで作るSF映像

「3D GRAPHICS Vol.3」1480円 CD-ROM附属
特集:CGクリエーターのためのPlayStation2講座/ LightWave3D Ver.6最新機能のすべて/ 『トイ・ストーリー2』徹底解剖/ ShadeProfessional R4完全ガイド




CG−iCupid(シージー アイキューピッド)


創刊5号
継続期間2000年創刊〜2001年12月号?
期間不明のため上記の年表には含めていません
出版社ユニークデジタル
参考情報:

3DCGアイドルに特化した雑誌で、ゲームキャラクターも扱っていた。 美少女CGを制作するチュートリアル記事も掲載。 グラビアアイドル雑誌「i Cupid」(出版社:潟fィジット)との関連は不明。


各号詳細
創刊号 定価 1300円 CD-ROM附属
「テライユキ」「D's Garage 21」「20世紀ゲーム美少女読本」

9号 2001年11月30日発売(12月号)定価 1200円
巻頭特集「ときめきメモリアル3」




ウルトラグラフィックス(ULTRA GRAPHICS)

継続期間2000年9月号 〜 2001年7月号(?)
出版社アスキー
参考情報:

『3Dグラフィックス』より改題。「月刊アスキー別冊」という扱いで出版。
アスペクトのサイト上でも連載されていた、唐沢俊一と村崎百郎の過激対談「社会派くんがゆく!」が連載されていた。




CG HOBBY

創刊号
継続期間2000年 〜 2001年(計3号)
出版社三栄書房
参考情報:

自動車関連の専門雑誌を多数刊行している三栄書房からムックの形態で出版。

各号詳細
「CG HOBBY Volume.1」(2000/11)(10月?) 980円
特集:D-Cute Generation

「CG HOBBY Volume.2」(2001/03)(1月?) 980円
特集:THAT'S ROBOT 「マジンガーZ」から「エヴァ」そして「ヴァンドレッド」まで

「CG HOBBY Volume.3」(2001/05)(3月?) 980円
特集:ヒーロー&ヒロイン 「ダーティペア」「サムライスピリッツ」「エヴァ」そして「勇者ライディーン」全キャラ3DCGグラビアで登場!!




芸術科学会誌 DiVA

継続期間2001年 〜 継続中
出版社夏目書房→PDF配布
参考情報:

年2回発行。雑誌ではなく、学会誌の扱いで、NICOGRAPHやSIGGRAPHについて触れている。
当初、「子供だましの既存の他誌とは一線を画した業界初のコンピュータアート誌」と銘打ち発刊されていた。

2001年の第0号〜第11号までは夏目書房より刊行。
第12号以降は電子化され公式サイト上で無料公開されている。
2004年10に、『蘇るデビルマン』という別冊も出版された。
公式サイト






改訂履歴
掲載:2012.05.03 (2012.04.21)
・2013.06.22:雑誌「3Dグラフィックス」を追加
・2015.10.13:雑誌「CG-iCupid」を追加
・2018.12.13:CINEFEX休刊情報およびリンク修正



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