認知症の老犬介護で、もっとも大変なのが夜鳴きでした。
5秒に1回吠えるのが2時間続くといった具合で、特にひどかった頃は吠えるというより絶叫しているとたとえたくなるレベル。
鳴き止んだかな? やっと私も寝られる! と思ったのも束の間、ふたたび吠えだすの繰り返し。
悩まされすぎて夜鳴きの幻聴が聞こえたこともありました。
空腹なのか、どこかがかゆいのか、立ちたいのにうまく立てないからか、体が痛くて吠えるのか、理由はまったく分かりません。
水を飲ませたり、体を搔いてあげたら鳴き止んだことがあったものの、必ずしも鳴き止むわけではないですし、立ち上がろうにも立てなくて吠えるのかと思っていたら、徘徊しながら吠えることもあって収拾がつかなくなりました。
吠える理由なんてないのかもしれません。
やはり、薬で眠らせる以外の対策はないように思います。
動物病院で処方していただく薬の種類や量によると思いますが、睡眠導入剤を飲ませたらパタッと寝て、薬が切れたらじわじわ目覚めるのではなく、ゆるやかに作用しはじめ、薬の効きがピークのときに寝て、ゆっくり効果が薄れてボンヤリしている感じでした。
ボンヤリした感じが可哀想に思えて、夜鳴きを覚悟で薬を減らしたこともありました。
薬を飲ませるとボンヤリする時間が増えてうまく歩くことができず、徐々に脚が衰え、寝たきりに突入する避けられない流れがあるように思います。
私が住んでいるのは住宅街で、数メートル先は隣の家です。
確実に近所迷惑なので、夜間は雨戸を閉めていました。
それでも外に音漏れはするし、なにより、家の中にいる自分自身が鳴き声に悩まされます。
一時的に効果があったのが、犬の認知症用サプリメント。
この話は「食事」のページに書きました。
工事現場軽量 0.4mm厚 足場シート