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全力老犬介護
2019.08.17 - 2020.04.19
全力老犬介護:犬の腫瘍とニオイの話
目次
はじめに・介護期間の話
徘徊用サークルづくり
夜鳴き
食事と認知症用サプリメント
寝たきりと床ずれ
PC付属のカメラで遠隔監視してみた
犬用車椅子を自作してみた
◆犬の腫瘍とニオイの話
老犬介護の終わり


犬の腫瘍とニオイの話

腫瘍の対応も大変だったので、少し書いておくことにします。



腫瘍の進行

脚に腫瘍ができはじめたのは、亡くなる1年半前頃。
2,3個できたうち、1つは犬が自分でかじってしまって完治。その後再発しませんでした。
肥大化したのは1つだけ。

うめぼし大だった頃から、「高齢犬だから手術に耐えられない」とのことで、切除ができませんでした。
徐々に大きくなっていくのを放置するしかなく、どんどん肥大し、最終的には垂れ下がるようになり、亡くなる数日前にしぼみました。

腫瘍が大きくなるにつれ、強い悪臭が出るようになりました。

それから、ちょっと説明が難しいのですが、体をまるめて座ったときエリザベスカラーの縁が脚の腫瘍にひっかかり、ズバッと切って出血したことが何度かあったのです。
カラーを嫌がったこともあって、結局カラーをつけることを諦めて、腫瘍を噛んでしまわないか四六時中、監視する生活が続きました。

関連:PC付属のカメラで遠隔監視してみた

当初は腫瘍を噛みたがることがあったものの、認知症が進行してからはどういうわけか全く噛もうとしませんでした。



傷にくっつきにくいガーゼと自着性の包帯

腫瘍対策での必需品は2つ。
表面がツルツルしている「傷につきにくいガーゼ」と「自着性の包帯」です。
動物病院で購入したものと、ドラッグストアで購入したものを併用していました。

ニオイを抑え込むためにも、この2つで腫瘍をガードすることが必要です。


傷にくっつきにくいガーゼはマツモトキヨシの一部店舗で取り扱われていますが、
腫瘍が徐々に大きくなり、マツモトキヨシの製品でもガーゼ1枚では覆いきれなくなりました。
そこで、Amazonで大きなガーゼを探して買って使っていました。

自着性の包帯は動物病院やドラッグストアで、どれだけ買っただろうか、というほど大量に購入しました。
いくつかのメーカーから発売されており、同種のものがマツモトキヨシのほとんどの店舗で売られています。



腫瘍のニオイ問題

腫瘍が大きくなると、次第にニオイも強くなります。
そして、どこからともなく小さな虫も寄ってきます。

吐き気をもよおす悪臭に耐えかねて、空気清浄機ではなく「オゾン脱臭機」に飛びつきました。
空気清浄機ではニオイが消えるのか不安だったのです。
オゾン脱臭機は、空気清浄機とは根本的に違うもので、その名のとおりオゾンを発生させてニオイを消すものです。

このオゾンは強い濃度では人体に悪影響があるそうです。
濃度が低くても、ペットは弱っているので何らかの影響がある気がするのですが、調べてみると、どうやらオゾン脱臭機を導入している動物病院があるようなのです。

となると、影響はかなり限定的なのかな? とも思いますが、やはり気になります。
しかし腫瘍のニオイがキツいので、私は耐えられず飛びついてしまいました。

オゾンの悪影響のことは、脱臭機を購入してから知りました。
結局、数回使ってみたのですが、効果は抜群で驚くほど悪臭が消えます。
ただし使用には細心の注意を払いました。

悪影響を極力避けるため、下記のような注意が必要だと思います(あくまで私個人の意見です)。

・オゾンの放出量が少ない状態で使用(低オゾンの製品を使うか、弱モードがあれば設定する)。
・長時間継続して使い続けない。
・ペットから脱臭機までの距離をかなり離すか、部屋にいない状態にして使う。
・ニオイがとれたら窓をあけて換気する。


もし使うなら細心の注意が必要でしょう。

私が購入したのはこの製品です。



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