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DIGITAL DNA
3dsMax メモ
2007.2.24 - 2019.10.14
伸縮するボーン
ここで解説する方法では、ボーンの始点位置は固定されたまま、終点側が伸縮します。


基本
ボーンの長さを変えるには、ボーンの[X 位置]のコントローラを[実数スクリプト]にして、長さを指定します。


1:
長さを変えたいボーンの次のボーンを選択。

2:
[モーションタブ] の [コントローラを割り当て] ロールアウト
から、[X 位置:ベジェ実数] を選択。

3:
[コントローラを割り当て] ボタンをクリック。
4:
「実数スクリプト」を選択して[OK]。
5:
スクリプトコントローラウィンドウが開きます。
「式」の欄に入っている値が現在のボーンの長さ。
この欄の数値を変更して[評価]。
ボーンの長さが変わります。


マウス操作でボーンの長さを調整できるようにするには
「スライダマニュピレーター」か「アトリビュートホルダー」を使います。


例1:スライダマニュピレータを使う方法
上に書いた<基本>の続きです。
スクリプトコントローラウィンドウ(手順5)が開いていれば[閉じる]で閉じます。

6:
[ヘルパー]の[マニュピレータ]から[スライダ]を選択。
適当な場所に配置します。

7:
パラメータワイヤで連結します。
伸縮させたいボーンの次のボーンを右クリック。
[ワイヤパラメータ...]を選択し
[変換]→[位置]→[X位置]。

8:
スライダの上で左クリック。
[オブジェクト(スライダ)]→[Value]を選択。

9:
[<----]ボタンを選択し、[接続]して閉じます。
デフォルトでは、スライダの値は0のためボーンの長さも0になっています。

10:
[マニュピレータ]をONにしてスライダを動かすか、
[修正タブ]の[パラメータ]ロールアウトから[値]を変更すると、ボーンの長さが変わります。


例2:アトリビュートホルダーを使う方法
上に書いた<基本>の続きです。
スクリプトコントローラウィンドウ(手順5)が開いていれば[閉じる]で閉じます。

6:
伸縮させたいボーンの次のボーンを選択。
[アトリビュートホルダー]モディファイヤを追加。

7:
[アニメーション]→[パラメータ編集]を選択。
パラメータ編集ウィンドウが開きます。

8:
ここでは名前をBoneLengthと名付け、規定値の欄を60と設定します。
(別の名前でも構いません)

9:
[追加]をクリックし、パラメータ編集ウィンドウを閉じます

10:
パラメータワイヤで連結します。

伸縮させたいボーンの次のボーンを右クリック、
[ワイヤパラメータ...]を選択し
[修正オブジェクト]→[アトリビュートホルダー]→[Custom_Attributes]→[BoneLength]を選択し……

11:
伸縮させたいボーンの次のボーンを左クリック。
[変換]→[位置]→[X位置]を選択

12:
[パラメータワイヤ]で連結。
BoneLenghtからX位置へ繋がるようにします。
[---->]をクリックして、[接続]をクリック。
ウィンドウを閉じます。

13:
[アトリビュートホルダー]モディファイアの[Custom Attributes]ロールアウトにある、BoothLengthの値を調整すると、ボーンの長さが変わります。
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