エピソード集 その2
個人的に変わった体験をすることがしばしばありまして、そんな体験談を書いてみるシリーズの第2弾です。
小学生の頃、教室で変わった映画を見せられました。そんな話です。
昭和かよ?
ネットでよく見かけるワードに、「昭和かよ!」がある。
令和の倫理観には合わないムチャクチャな出来事やニュースに対して、昭和かよ!の構文でツッコミを入れるのが、よくある反応であるものの、昭和を経験している私としては、「昭和はそんなもんじゃない」と言いたい。
私が小学生だった頃、体罰は当然のように行われていたどころか、「悪いことをしたら殴ってもいい」と担任に伝えていた親も少なからずいた。
ギリギリ昭和時代だった小学6年のときの担任は毎日のように体罰を行っていて、些細なことでクラスが全員よく殴られていた。
しかし保護者からクレームが出ることはなかった。
そういう時代である。
今とは倫理観が異なる時代だったとはいえ、この担任の教育方針はブッ飛び具合が突き抜けていた。
宿題をやってこなかった生徒、10人以上が黒板の前に整列させられ、容赦なくビンタがお見舞いされた。
担任の男性教師は、「筋肉ムキムキ」という表現がピッタリで、胸の筋肉をピクピクと動かすことができた。
なかやまきんに君をイメージしていただけると分かりやすい。
そんな筋肉のカタマリが容赦なく子どもをぶん殴るのだから、今考えると恐ろしい。
「上段・中段・下段」と呼ばれたものもあった。上段は顔面ビンタ、中段は腹をグーパンチ、下段は足蹴りである。
「拳立て(けんたて)」は手をグーにして腕立てで、硬い教室の床で拳立てをすると、指の関節部分がアザになる。
「できたら、やってこればいい」と指示されていた宿題をクラスの大半がやってこなかったため、先生が激怒。
300回は拳立てをやったように思う。
真夏の熱いアスファルトで拳立てをさせられたこともあった。
生徒副会長をまかされていた私は、「学年全体の運動能力テストの成績が悪いのはお前のせい」と言いがかりをつけられ、教室で腕立てをさせられたこともあった。
グロ耐性をつけておけば戦争などが起こったときも精神的に耐えられる、という趣旨だったように思う。
この事件以降、この種の映画のビデオパッケージには18禁の警告が記されるようになったと記憶している。
子供時代に猟奇的な映像を見ることの悪影響はあるのか? 私の場合はどうなのか?
当然の話として、モンド映画を1度見た程度では耐性がつくはずがないし、変な癖(へき)に目覚めてしまってもいない。
あれから30年以上が経ち、ネットで容易に悲惨な写真を見ることができるようになった。
ネットをあれこれ見ているうちに、見たくない画像を不意打ちで見てしまった時には、やはりドン引きしてしまう。
過激なスプラッター映画も好きではない。
ついつい興味本位でひどい画像を見てしまうこともあるけれど、やはり気分が凹む。
私は至って普通の感覚の大人ではないかと思う。
担任だった先生はすでに定年退職されているはずだけれど、T先生、お元気かな?
先生、私、グロ耐性ついてませんよ?
令和の倫理観には合わないムチャクチャな出来事やニュースに対して、昭和かよ!の構文でツッコミを入れるのが、よくある反応であるものの、昭和を経験している私としては、「昭和はそんなもんじゃない」と言いたい。
私が小学生だった頃、体罰は当然のように行われていたどころか、「悪いことをしたら殴ってもいい」と担任に伝えていた親も少なからずいた。
ギリギリ昭和時代だった小学6年のときの担任は毎日のように体罰を行っていて、些細なことでクラスが全員よく殴られていた。
しかし保護者からクレームが出ることはなかった。
そういう時代である。
今とは倫理観が異なる時代だったとはいえ、この担任の教育方針はブッ飛び具合が突き抜けていた。
激烈体罰編
小学6年生になって2日目のできごとだったと思う。宿題をやってこなかった生徒、10人以上が黒板の前に整列させられ、容赦なくビンタがお見舞いされた。
担任の男性教師は、「筋肉ムキムキ」という表現がピッタリで、胸の筋肉をピクピクと動かすことができた。
なかやまきんに君をイメージしていただけると分かりやすい。
そんな筋肉のカタマリが容赦なく子どもをぶん殴るのだから、今考えると恐ろしい。
「上段・中段・下段」と呼ばれたものもあった。上段は顔面ビンタ、中段は腹をグーパンチ、下段は足蹴りである。
「拳立て(けんたて)」は手をグーにして腕立てで、硬い教室の床で拳立てをすると、指の関節部分がアザになる。
「できたら、やってこればいい」と指示されていた宿題をクラスの大半がやってこなかったため、先生が激怒。
300回は拳立てをやったように思う。
真夏の熱いアスファルトで拳立てをさせられたこともあった。
生徒副会長をまかされていた私は、「学年全体の運動能力テストの成績が悪いのはお前のせい」と言いがかりをつけられ、教室で腕立てをさせられたこともあった。
モンド映画鑑賞会
あるときどういう経緯だったか「残酷な映像を見ておけ! 将来絶対に役立つ!」と先生が力説をはじめた。グロ耐性をつけておけば戦争などが起こったときも精神的に耐えられる、という趣旨だったように思う。
こうして、『ジャンク 死と惨劇』というモンド映画を学校の教室でクラス全員で見ることになった。
モンド映画とは、猟奇的な映像を集めたドキュメンタリー映画を指す呼び方である。
「ジャンク」は人体解剖、屠殺、スタントマンの事故死、死刑の様子といった残虐な映像がひたすら続く内容で、生きたサルが運び込まれ撲殺して脳を食べるシーンもあった。
往年の映画ファンにはおなじみの「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」に似た場面があるけれど、「ジャンク」は「魔宮の伝説」より5年ほど先に公開されている。
モンド映画とは、猟奇的な映像を集めたドキュメンタリー映画を指す呼び方である。
「ジャンク」は人体解剖、屠殺、スタントマンの事故死、死刑の様子といった残虐な映像がひたすら続く内容で、生きたサルが運び込まれ撲殺して脳を食べるシーンもあった。
往年の映画ファンにはおなじみの「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」に似た場面があるけれど、「ジャンク」は「魔宮の伝説」より5年ほど先に公開されている。
授業時間だけでは時間がたりないので、映画のつづきは昼休みに希望者だけが視聴覚室で見ることになった。
クラスの大半が見なかった……なんてことにならなず、ほぼ全員が電気イスで処刑される様子などを見た。
昭和キッズはグロ耐性パラメーターがデフォルトで高めに設定されていたのかもしれない。
私はパラメーターが少々低めだったため、視聴覚室の前の廊下でモジモジしてしいるうち昼休みが終了。
クラスの大半が見なかった……なんてことにならなず、ほぼ全員が電気イスで処刑される様子などを見た。
昭和キッズはグロ耐性パラメーターがデフォルトで高めに設定されていたのかもしれない。
私はパラメーターが少々低めだったため、視聴覚室の前の廊下でモジモジしてしいるうち昼休みが終了。
この映画を見てショックで学校を休んだ子はいなかった。
最近調べて知ったことだが、電気イスを含め一部はフェイク映像だそうだ。
当時の私は本物の映像と信じていたし、先生もフェイクとは知らなかったはず。
昭和末期から平成元年にかけて「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」が発生した。
4人の女の子を殺害した罪で逮捕された犯人が残虐性をウリにした映画を見ていたことが話題となり、 ワイドショーで「ギニーピッグ」の冒頭部分がテレビでも紹介されたことを覚えている。
最近調べて知ったことだが、電気イスを含め一部はフェイク映像だそうだ。
当時の私は本物の映像と信じていたし、先生もフェイクとは知らなかったはず。
昭和末期から平成元年にかけて「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」が発生した。
4人の女の子を殺害した罪で逮捕された犯人が残虐性をウリにした映画を見ていたことが話題となり、 ワイドショーで「ギニーピッグ」の冒頭部分がテレビでも紹介されたことを覚えている。
子供時代に猟奇的な映像を見ることの悪影響はあるのか? 私の場合はどうなのか?
当然の話として、モンド映画を1度見た程度では耐性がつくはずがないし、変な癖(へき)に目覚めてしまってもいない。
あれから30年以上が経ち、ネットで容易に悲惨な写真を見ることができるようになった。
ネットをあれこれ見ているうちに、見たくない画像を不意打ちで見てしまった時には、やはりドン引きしてしまう。
過激なスプラッター映画も好きではない。
ついつい興味本位でひどい画像を見てしまうこともあるけれど、やはり気分が凹む。
私は至って普通の感覚の大人ではないかと思う。
担任だった先生はすでに定年退職されているはずだけれど、T先生、お元気かな?
先生、私、グロ耐性ついてませんよ?



