高野山 奥の院 かなり完璧ガイド
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Googleストリートビューで一の橋から御廟橋手前までの参道を見ることができます。

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空海に食事を届ける「生身供」



今も瞑想を続ける空海のために、1200年ものあいだ毎日、食事が作られています。
食事が運ばれるのは、午前6時と午前10時半の1日2回。
午後に食事がないのは瞑想に集中するためだそうです。

生身供(しょうじんぐ)と呼ばれるこの儀式は、嘗試地蔵(あじみじぞう)からはじまります。
毒味がおわったあと、食事の入った木箱は燈籠堂へと運ばれ、肖像画が飾られている前に置かれます。
そして、長い読経が始まります。所要時間は、私が見学した朝6時の回の場合、50分〜1時間程度です[注1]

食事を運ぶ2人の僧の前にいるのが維那(ゆな)[注2]と呼ばれる、位の高い僧。
維那は年に1度の弘法大師の衣替えも担当しているそうです。

左の写真は出発の様子(2016年5月21日6時撮影)。
右の写真は燈籠堂に運ばれたあと、帰ってきた時の様子です(2013年撮影)。

NHK BS「新日本風土記」で献立の一部が紹介されました。
精進料理ではあるものの、チンジャオロース、きのこのポン酢和え、きゅうりの酢物、クリームスパ、コロッケ、ゆで茄子梅肉和え、きのこ炒め、コロッケ、精進カツ、オレンジ、ドラゴンフルーツなど、和食以外の料理も作られているそうです(情報元[3])

余談ですが、上段の写真を撮影した日、TBSの「所さんのニッポンの出番」の取材があり、私のすぐ横で歴史学者の磯田道史さんがロケに同行されていました。この番組では、何度か私がチラッと写っていました(2016年6月28日放送)。


・注1:30分程度と記しているサイトもあります。
・注2:維那を「ゆいな」と発音されていた高野山の僧もおられましたが、このサイトでは「ゆな」とします。また、日によって先頭を歩く僧が異なる場合があるようですので、必ずしも維那が先頭でない可能性(当方未確認)があります。
・参考:高野山奥之院で毎日弘法大師に食事を届ける「生身供」を見よう(トラベルjp<たびねす>)

「ナイトツアー」と「お逮夜(おたいや)ナイトウォーク」


奥之院の参道は24時間自由に出入りできますが、夜の奥の院を歩く催しが2つあります。


開催 :雨、雪の日以外ほぼ毎日開催。
    毎月20日は催行されていません。
    当日予約のみ。「要・問合せ」です。
主催 :恵光院(えこういん)
参加費:2017年時点で1500円

恵光院では、毎月20日も夜の奥之院へ案内していますがナイトツアーではなくナイトウォークの扱いです。
宿坊でもある恵光院は外国人の宿泊客も多いため、英語、日本語それぞれのグループに分かれてのツアーとなっています。

ツアー内容はリンク先をご参照ください。
リンク:
高野山奥之院ナイトツアー 公式サイト(恵光院)




空海の月命日である21日の前夜(20日の夜)のことを「お逮夜(おたいや)」と呼びます。

開催 :毎月20日 夜7時開始。
    終了は夜9時すぎ。
    小雨決行。
参加費:無料
主催 :宿坊協会

夜7時前に「一の橋案内所」(一の橋のすぐ前)に集合。
貸し出される提灯を持って夜の奥之院を歩きます。
提灯はロウソクではなく電球です。
灯籠堂で説法と読経があり、参加者全員で般若心経を唱えます。
※般若心経が書かれた紙が配布されます。
(2016年時点での情報です)。

催行情報は、高野町観光協会が運営するサイト「悠遊高野山」に掲載されるようです。
リンク:悠遊高野山(一般社団法人 高野町観光協会)

音声ガイド一覧


音声ガイドは、一の橋の案内所と、宿坊教会中央案内所で借りることができます。
1番から48番、95番から103番は高野山内にある寺院などの案内になっています。
実は私(このサイトの製作者)は音声ガイドを借りたことがありません。
詳細は、高野山宿坊協会のサイトをご参照下さい。


49 一の橋
50 関東大震災横死者供養塔
51 曾我兄弟供養塔
52 大秦景教流行中国碑
53 平敦盛・熊谷直実供養塔
54 大岡家(大岡越前守)供養塔
55 多田満仲供養塔
56 武田信玄・勝頼墓地
57 上杉謙信霊屋
58 紀州徳川家供養塔
59 弘法大師の腰掛け石
60 井伊掃部頭霊屋
61 伊達政宗供養塔
62 薩摩島津家供養塔(4番石)
63 石田三成供養塔
64 明智光秀供養塔
65 初代市川團十郎供養塔
66 中の橋
67 汗かき地蔵
68 姿見の井戸
69 禅尼上智碑
70 密厳堂
71 高麗陣敵味方戦死者供養碑
72 千姫供養塔
73 祟源婦人五輪石塔(1番石)
74 芭蕉句碑
75 加賀前田家供養塔(3番石)
76 松平秀康及び同母霊屋
77 円光大師供養塔
78 浅野幸長供養塔(2番石)
79 豊臣家墓所
80 織田信長供養塔
81 御供所
82 水向地蔵
83 御廟の橋
84 [?]
85 みろく石
86 仙陵 せんりょう
87 燈籠堂
88 納骨堂
89 弘法大師御廟
90 一切経蔵
91 [?]
92 浅野内匠頭墓碑
93 無縁塚
94 親鸞聖人霊屋

情報出典


[1]:
【真言密教の総本山】開創1200年の高野山を生中継〜奥の院からプロジェクションマッピングまで〜 (ニコニコ生放送)
 2015/05/17 10:30〜19:55配信
 この放送に出演された、高野山大学図書館課長による解説を多数引用させて頂いております(※役職名は放送当時)。
 この放送での解説は、のちに発売された同氏の著書『はじめての「高野山奥之院の石塔」入門』にも記述されています。

[2]:
「ぶっちゃけ寺 高野山に行ったらわかった!伝説のお坊さん・空海のスゴい所1200年分見せます3時間SP!」(テレビ朝日)
 2015/07/27 19:00〜21:48放送

[3]:
「新日本風土記 高野山」(NHK BSプレミアム)
 2014/12/05 21:00〜22:00放送

[4]:
「所さんのニッポンの出番 ご利益ニッポン?とことん知りたい●●〜!」(TBS)
 2016/06/28 19:00〜放送
 この番組の取材ロケに遭遇。私も何度かチラッと写っていました。
 

その他、細かい情報の出典は文中にリンクを掲載しました。