この手法は「その時のメンバー、時間、雰囲気によって大きく左右される。ツールとして必ずしも使えるか分からない」としながらも、「職業的にアイデア、コンセプトをいくつも提示していかなければならない場合や、得意分野に集中してアイデアを出してしまう傾向を破壊する場合に実効性が高い」と述べた。
さらに「クリエイターは“とっておきの一つ”を何年も執念深く通そうとすることが多い。しかし私は10個、20個考え、その中で一番面白いものをとる。色んな人に話して一番喜んでくれたものを採用する。その方が時間を効率的に使えると思う」と持論を語った。
続いて行われた質疑応答では、ストーリー構築の話題にとどまらず、受講者からアニメビジネスに関する質問まで出され、プロデューサーである村濱氏のセミナーならではの話が展開された。
最後に村濱氏が「レベルの高い人たちとこういう会を持てたことで、非常に楽しい体験をさせて頂いた」と感想を述べ、3時間近くに渡るセミナーが終了した。
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